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久々に見ました。劇場にも見に行った記憶があります。
映画的に「よく出来てる」と思いますが、CGはショボいです。(時代的にも仕方ないですが)

全体的にそつなく、かっちりまとまっていますので、逆に地味かもしれませんが、派手なハリウッド大作や、感動大作なんかが大嫌いなので気にいっているのかもしれません。

まず、脚本ありきで始まってるだけに、脚本はなかなかしっかりしてます。監督が更に練り直しもしてるようです。
キャストも考えまくったようで、人種の差を旨く利用したキャラクター設定も効いていると思います。

今回、DVDならではの特典として監督の音声解説を聞いて(実際は字幕なんで「読んで」)みたのですが、「観客側からの反応」を考えに考えて作ったというだけあって、「この時こうだった」とか「こうしたかったが止めた」とか、「こんなつもりはなかったけど、こうなった」なんかの制作の裏側が知れて面白かったです。
クリエイターならではの悩みやらがうかがい知れたとでもいうのかな?

あとは、デザイナーなどを経てから監督をやったという経歴から、色々なことを経験するのは本当に為になるんだなぁとも思いました。(実際、色彩や映像のカット、角度、照明なんかも拘っていたらしい)
シーンを繋ぐにあたって「つじつまが合わなくなるのは絶対にダメだ」ということで、何度もやり直したということから、「自己満足と勢いでやってはいけない」という事も言っていました。

私は映画を作っている訳ではありませんが、作品制作の上で非常に参考になりました。

主演のマーク・ウォルバーグがこれまた主演の極大射程が日本で封切りされましたが、“ビッグ・ヒット”が彼の「初のアクション映画」ということらしいです。(予算の都合で、本人がスタントほぼ無しで撮影されたらしいですが)
「極大射程」の監督さんは黒人さん、「ビッグ・ヒット」の監督さんは香港人らしいのですが、両方とも彼に無茶をやらせた割に「マークがこなしてくれるので」系の発言をしているのも興味深いです。
マーク・ウォルバーグって、意外と「いい役者」なんだな。

前出の「ショボいCG」を使ってもらわなければ、ビルから突き落とされてたかもしれなかったそうです。
(危なすぎるので、一部から猛烈に反対されてCGになったそうですが、香港側の人間は「金がかかる」と言って強行しようとしたらしい。よかったね。)

そのお陰か知りませんが、ディパーテッドではアカデミー助演男優賞にノミネートされてました。(元となったインファナル・アフェア3部作には居ないオリジナルキャラの役でしたが)
他の主演作「ブギー・ナイツ」も見ましたが、これもなかなか良かったし。

全く話が飛んでしまいますが、監督さんの解説のおかげで、ルー・ダイアモンド・フィリップスがヒスパニック系ではなくフィリピン系(本当はフィリピン・ハワイ・スペイン・アイルランド・チェロキー・中国の六ヶ国の混血。国籍はアメリカ。)という事を知りました。

メキシコ系の役をやってる事も多いのに、メキシカンの血は入ってないそうです。
う〜ん、びっくり。
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